新庄監督も脱帽!「ルール違反の完投(笑)」達孝太が魅せた115球の熱投!

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本日6月29日、ベルーナドームで行われた埼玉西武ライオンズ戦で、北海道日本ハムファイターズの若き右腕・達孝太投手がプロ野球史に残る大快挙を成し遂げました!

■ 試合経過:失点直後に味方が逆転!流れを渡さぬエースの投球

試合が動いたのは二回裏。先発の達投手は、西武のネビン選手に先制ソロホームランを浴び、1点を追いかける展開に。しかし、ここからが真骨頂でした。

失点直後の三回表、ファイターズ打線がすぐさま反撃します。2アウト二塁のチャンスで2番・水谷選手がフェンス直撃のタイムリーツーベースを放ち同点!さらに続く万波選手の打席で相手バッテリーにミスが生まれ、三塁ランナーが生還。2-1と見事に逆転に成功します。

援護をもらった達投手は、その後も安定感抜群のピッチングを披露。三回には味方のエラーでピンチを招きますが、後続の上位打線をしっかりと打ち取り無失点。相手に傾きかけた流れを、その右腕でがっちりと引き戻しました。

■ 圧巻のプロ初完投!9回115球、歴史的勝利

達投手はその後も西武打線に付け入る隙を与えず、スコアボードに「0」を刻み続けます。そして迎えた最終回。2アウト一、三塁と一打同点のピンチを招きますが、最後の打者を打ち取りゲームセット!

9回を投げきり、許したヒットはわずか4本(うち3本はネビン選手)、8奪三振、1失点という圧巻の内容で、プロ初となる完投勝利を飾りました。

この勝利により、達投手は以下の金字塔を打ち立てています。

  • プロ初登板から全て先発での6連勝(NPB史上初)
  • デビューからの6連勝(大谷翔平選手の球団記録「5」を更新)

高卒4年目、21歳の若武者が、球史にその名を深く刻んだ瞬間でした。

■ 新庄監督も絶賛!「ルール違反の完投(笑)」

試合後、新庄剛志監督もこの歴史的快投に、いつもの「新庄節」で最大級の賛辞を贈りました。

「ボスの言うこと聞かない子だねえ。ルール違反の完投(笑)。言ってましたもんね。完投は、この球場はダメって。『逆にいったろう』という性格の選手だと思うので、ちょっと勉強になりました」

厳しい暑さで知られるベルーナドームでの投手の体調を考慮し、試合前には「完投なし」と明言していた指揮官。しかし、その“指令”を覆すほどの気迫と内容だったと、笑顔で称えました。

「よく投げ切りました。もしかしたら暑さにものすごく強いかもしれないし。準備はしっかり意識しながら、やってた結果が素晴らしい結果につながった。頭のいい子ですから」

まさにチームの未来を照らす、まばゆいばかりの輝きを放った達孝太投手。次回の登板では、どのようなピッチングを見せてくれるのか。ファイターズファンならずとも、期待せずにはいられません!

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