2025年5月30日、エスコンフィールドで行われた北海道日本ハムファイターズ対千葉ロッテマリーンズの試合は、日本ハムが4対1で勝利しました。28,296人の観客が詰めかけた本拠地で、投打がかみ合った内容の濃い勝利となりました。
試合展開
序盤は投手戦の様相
両チーム先発投手による緊迫した投手戦で始まった試合。日本ハム先発の達孝太投手は初回から調子良く、5回までロッテ打線に二塁すら踏ませない安定したピッチングを見せました。
4回裏には日本ハムが吉田賢吾選手のフェンス直撃二塁打と石井一成選手の送りバントで1死三塁の好機を作るも、後続が倒れ無得点に終わるなど、序盤は両チーム無得点の膠着状態が続きました。
5回裏、清宮の一打で先制
均衡を破ったのは5回裏。先頭の伏見寅威選手がレフトへのツーベースヒットで出塁すると、続く清宮幸太郎選手がセンター前へタイムリーヒットを放ち、日本ハムが1-0で先制しました。
6回裏、レイエスの2ランで突き放す
6回裏、吉田選手の四球の後、アリエル・レイエス選手が今季第10号となる2ランホームランをスタンド中段へ叩き込み、3-0と大きくリードを広げました。このホームランでレイエス選手はこの時点でリーグトップの10本塁打に到達しています。
8回、両チームに1発ずつ
8回表にロッテの山本大斗選手がソロホームランで1点を返しましたが、その直後の8回裏に万波中正選手がダメ押しのソロホームランを放ち、4-1としました。万波選手もこの一発で今季10号とし、レイエス選手と並んでリーグトップタイに躍り出ました。
9回、田中正義がきっちり締める
9回表は守護神・田中正義投手がマウンドに上がり、ロッテ打線を抑えてゲームセット。日本ハムが4-1で勝利を収めました。
今日のヒーロー
達孝太投手(勝利投手)
7回途中まで投げ、5安打無失点、8奪三振の快投で今季2勝目をマーク。特に序盤の安定したピッチングで試合の流れを作りました。新庄監督も「達くん、よかったね。投げるたびに成長している」と絶賛のコメント。
アリエル・レイエス選手
6回裏の決勝点となる第10号2ランホームランでリーグトップタイに並ぶ活躍。チームの勝利を大きく引き寄せる一打でした。
万波中正選手
8回裏のダメ押しソロホームランで同じく今季10号。レイエス選手と並んでリーグトップタイの本塁打数となり、ツインキャノンの威力を見せつけました。
清宮幸太郎選手
5回裏の先制タイムリーヒットに加え、この日2安打と勝負強さを発揮。流れを変える重要な一打でした。
新庄監督の采配
7回裏の無死満塁の場面で、3ボールからのスクイズを指示するなど、積極的な采配を見せた新庄監督。結果は失敗に終わりましたが、相手の意表を突く攻撃的な姿勢は「新庄野球」らしい一面でした。
まとめ
投手陣の安定感と打線の集中力が光った日本ハム。特に達投手の成長ぶりと、レイエス・万波両選手のパワーは今後のシーズンでも大きな武器となりそうです。次戦も期待が高まる内容の勝利でした。
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