金村完封!日本ハム、投手戦を制してオリックスに快勝! ― 新庄監督も称賛

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2025年4月20日(日)、京セラドーム大阪にて行われたパ・リーグの首位攻防戦、北海道日本ハムファイターズ対オリックス・バファローズの一戦は、投手戦の末にファイターズが2-0で勝利を収めました。

観客数34,305人という熱い応援に囲まれた中、シーズン序盤の重要な直接対決第6戦。これまでオリックスに1勝4敗と苦しんでいたファイターズは、絶対に勝ち越しを決めたい一戦でした。結果、ファイターズは金村尚真投手の完封劇と、終盤の粘り強い打撃で、見事な勝利を手にしました。

圧巻!金村尚真、魂の118球完封劇

試合の主役は、ファイターズ先発・金村尚真投手でした。初回のピンチをダブルプレーで切り抜けると、徐々に調子を上げ、最終的に9回118球を投げきり、5安打無失点、4奪三振の完封勝利!金村にとって今季2度目の完封であり、チームを勝利に導く堂々のピッチングでした。

均衡を破ったのは7回!吉田賢吾の勝負強さ

試合が動いたのは7回表。先頭の水野達稀選手がスリーベースでチャンスを作ると、松本剛選手、野村佑希選手の連続四球で二死満塁の場面を迎えました。ここで打席に立ったのは、前回満塁のチャンスで凡退していた吉田賢吾選手。彼は三遊間を破るレフト前タイムリーヒットを放ち、ファイターズが先制点を挙げました。

さらに9回には代打・レイエス選手がセンター前タイムリーを放ち、試合を決定づけました。

宮城好投も打線が沈黙 ― オリックスは得点できず

オリックスの先発・宮城大弥投手も6回無失点の好投を披露しましたが、金村の前に打線が沈黙。得点圏に走者を進める場面もありましたが、金村の粘り強い投球に抑え込まれました。

新庄監督のコメント

試合後、新庄剛志監督は金村のピッチングをこう称賛した。

「なんと言っても金村君。(西武相手に6安打完封した)開幕戦のピッチングをこの球場でしてくれた」

また、18日のオリックス戦での敗戦を踏まえ、試合前には金村に対して「インコースを打たれても良いから使わないといけないよって。幅を広く、と話していました」と、具体的なアドバイスをしていたことも明かした。

采配も冴えた。前日には万波が代打で決勝3ランを放ち、この日は代打・レイエスが起用に応えた。新庄監督は「どうした新庄剛志。めっちゃ代打当たってるね。日頃の行いが良いから当たるんだろうな」と冗談交じりに振り返り、余裕の笑みを浮かべた。

首位とのゲーム差は1に!

この勝利により、ファイターズは首位オリックスとのゲーム差を1に縮め、カード勝ち越しを決めました。シーズン序盤の重要な山場を乗り越え、勢いを得たファイターズが次戦以降もこの勢いを持続できるか、注目が集まります。

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