ファイターズ、ホームで今季初勝利!吉田賢吾が古巣からプロ初ホームラン!

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北海道日本ハムファイターズは4月2日、福岡ソフトバンクホークスとのホーム開幕第2戦を3対1で制し、今シーズン、本拠地エスコンフィールドでの初勝利を飾りました。

試合は序盤、両チームの投手陣が踏ん張り、緊迫した投手戦の様相を呈しました。均衡が破れたのは5回裏、ファイターズ打線がチャンスをものにします。一方、ホークスも6回表に1点を返し、試合はますます緊迫した展開となりました。しかし、7回裏に飛び出した移籍組の一発が、試合の流れを決定づけました。そして、9回には守護神がしっかりと試合を締めくくり、ファイターズがホーム開幕戦を勝利で飾りました。

吉田賢吾、古巣相手に劇的なプロ初ホームラン!

この試合で最も注目を集めたのは、オフシーズンに福岡ソフトバンクホークスから現役ドラフトで加入した吉田賢吾選手でした。なんと、この試合でプロ入り初となるホームランを、移籍元であるソフトバンク相手に放ったのです。

7回裏、ファイターズが2対1と1点リードで迎えた場面でした。打席には1番・レフトで先発出場した吉田選手。ソフトバンクの2番手投手・藤井皓哉投手の1ボール1ストライクからの3球目、外角高めのストレートを捉えると、打球はライトスタンドへと一直線。貴重な追加点となるソロホームランとなり、スコアは3対1となりました。移籍後初安打が、まさかの古巣からのプロ初ホームランという劇的な展開に、球場は大歓声に包まれました。試合後のインタビューで吉田選手は、「完璧でした」と手応えを語り、記念すべきボールは両親に贈りたいと喜びを爆発させました。

田中正義、圧巻のクローザー!勝利を確実なものに

3対1とリードして迎えた9回表、ファイターズの守護神・田中正義投手がマウンドに上がりました。田中投手は、この回をわずか3人で完璧に抑え、ホークス打線に反撃の隙を与えませんでした。この日の最速となる150km/hを超えるストレートを軸に、力強いピッチングを披露し、見事試合を締めくくりました。パシフィックリーグの公式レポートでも、「ズバッと決まってナイスボール!!」と称賛されるほどの圧巻の投球でした。これで田中投手は今シーズン2セーブ目をマークし、クローザーとしての安定感を示しました。

先発の北山亘基投手も、6回途中まで1失点と好投。毎回のランナーを出しながらも要所を締め、今シーズン初勝利を手にしました。その後を継いだ福谷浩司投手、宮西尚生投手、河野竜生投手、池田隆英投手も無失点で繋ぎ、勝利に大きく貢献しました。

清宮幸太郎も貴重な先制打!

4番の野村佑希選手も2安打と好調を維持しましたが、この試合でチームに最初の得点をもたらしたのは、2番・サードで先発出場した清宮幸太郎選手でした。

5回裏、今川優馬選手のヒット、水野達稀選手のフォアボール、そして相手投手の暴投により無死満塁のチャンスを作ると、清宮選手はショートゴロを放ちました。この間に三塁ランナーの今川選手が生還し、ファイターズが1点を先制しました。派手な一打ではありませんでしたが、貴重な先制点をもたらし、チームに勢いを与えました。

この試合、清宮選手は1回にセンターフライ、3回にはショートゴロ、7回には空振り三振に倒れています。

新庄剛志監督のコメント

試合後、新庄剛志監督は吉田選手の活躍について、「本人はいろんな思いの中ね。きょうソフトバンク戦じゃなかったら、出してるかなあ。そういうの僕大事にしてるんで。結果で応えてくれてむちゃくちゃうれしかったです」と語りました。古巣との対戦という特別な状況を考慮しつつ、吉田選手の活躍を心から喜んでいる様子が伺えます。

開幕から4勝1敗!首位を快走するファイターズ

この勝利で、北海道日本ハムファイターズは開幕から4勝1敗となり、パシフィックリーグの単独首位に立ちました。前年リーグ覇者ソフトバンク相手にホームで勝利を収めたことは、今後の戦いへの大きな自信となるでしょう。

まとめ

北海道日本ハムファイターズは、本拠地開幕戦で福岡ソフトバンクホークスに3対1で勝利しました。移籍後初出場となった吉田賢吾選手が、古巣相手にプロ初ホームランという劇的な一打を放ち、試合を決定づけました。また、清宮幸太郎選手もしぶとく先制点を稼ぎ、田中正義投手が最終回を完璧に抑えるなど、投打にわたってチームが機能した勝利と言えるでしょう。開幕から4勝1敗と好調なスタートを切ったファイターズの今後の戦いに、ますます注目が集まります。

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