2025年4月30日(水)、福岡・みずほPayPayドームで行われたパ・リーグ公式戦、北海道日本ハムファイターズ対福岡ソフトバンクホークスの一戦は、ファイターズが6-1で快勝を収めました。先発・山崎福也投手が5回1失点の好投で今季初勝利を挙げ、打線も12安打6得点と爆発しました。
試合の流れ:ファイターズが中盤に主導権を握る
投手戦の序盤(1〜3回)
ファイターズの先発・山崎福也投手とホークスの先発・東浜巨投手による投手戦で始まり、3回まで両チーム無得点の展開となりました。
4回表:ファイターズ打線が均衡を破る
4回表、一死一塁から万波中正選手がライトへ先制のタイムリーツーベースを放ち、1-0とリード。続く石井一成選手もライトへタイムリーツーベースを放ち、2-0。さらに水野達稀選手がセーフティスクイズを成功させ、相手のエラーも誘発し、この回一挙3点を奪いました。
4回裏:ホークス、エラー絡みで1点を返す
ホークスは4回裏、一死一二塁のチャンスで中村晃選手の打球をセカンド・石井選手がファンブル(記録は後逸)し、二塁走者が生還。1点を返しましたが、反撃はこの1点にとどまりました。
7回・8回:ファイターズ、着実に追加点
7回表、無死一三塁から清宮幸太郎選手のダブルプレーの間に三塁走者が生還し、4-1。8回表には田宮裕涼選手が今季第1号となるソロホームランを放ち、5-1。さらに松本剛選手がセンターへタイムリーツーベースを放ち、6-1とリードを広げました。
際立ったパフォーマンスとスタッツ
山崎福也、好投で今季初勝利
山崎福也投手は5回を投げ、エラー絡みの1失点のみと安定した投球を披露。今季初勝利(1勝1敗)を手にしました。
ファイターズ打線を牽引した主役たち
- 万波中正:4回に先制タイムリーツーベース。
- 石井一成:4回に追加点となるタイムリーツーベース。
- 田宮裕涼:8回に今季第1号ソロホームラン。
- 松本剛:8回にダメ押しのタイムリーツーベース。
- 水野達稀:4回にセーフティスクイズを成功。
沈黙したホークス打線
ホークス打線はファイターズ投手陣の前に沈黙し、チーム安打はわずか4本。得点は4回のエラー絡みの1点のみで、攻守両面で課題が残る一日となりました。
新庄監督の視点:試合後のコメント
先発・山崎福也投手について「山崎君まず1勝で。ここから乗っていけると思うので。期待しましょう」と笑顔で語りました。また、7回無死二塁から内野安打を放った野村選手に対しても「浅間君が盗塁を決めて無死二塁で進塁打のサインを出したんですけど、しっかり右方向にヒットを打ってくれたので。何でもできる4番に成長してくれて頼もしいし。うれしかったですね」と、4番打者としての成長を評価しました。
さらに、4月を終えて貯金が「2」となったことについて、「(開幕前から宣言していた)5勝4敗(ペース)でいいんじゃないですか。そういう意識はないと思いますけど、流れ的にはそうなっているので」と手応えを感じている様子でした。「(チーム状況は)悪くないです。2年前に比べたら全然じゃないですか(笑い)。今はちゃんと野球が計算できて采配を振れているので。もう、それだけで楽しいです」と、チームの成長に満足感を示しました。
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