レイエス2発、清宮2打点!投打噛み合い、日本ハムが首位ソフトバンクに快勝

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2025年8月23日、エスコンフィールドHOKKAIDOで行われた首位ソフトバンクホークスとの直接対決は、日本ハムファイターズが8-3で快勝。ゲーム差を1.5に縮め、ペナントレースの行方をさらに面白くする大きな一勝を挙げた。投打ががっちり噛み合ったこの試合、フランミル・レイエスの2本塁打、清宮幸太郎の2本のタイムリーヒットが光った。

打線爆発!レイエスの一発から猛攻

試合が動いたのは2回裏。ファイターズはレイエスがソフトバンク先発の有原からレフトスタンドへ26号ソロを放ち先制する。この一発で勢いに乗ると、野村、石井の連打でチャンスを作り、万波がセンターへタイムリーヒット。さらに満塁から水野が押し出し四球、水谷の内野ゴロの間にも点を加え、この回一挙4点を奪った。

4回には、牧原の2ランで2点差に迫られた直後に、二死から清宮がセンターへタイムリーヒットを放ち、相手に傾きかけた流れをすぐさま引き戻す。清宮は6回にも二死三塁から再びタイムリーを放ち、貴重な追加点を挙げた。

そして7回、この日の主役レイエスがバックスクリーンへこの日2本目となる27号ソロホームランを叩き込み、勝負を決定づけた。

試合後、新庄監督は2本塁打のレイエスについて「ゾーン、入ってますね。今ね。あれ、何番アイアン?(笑い)」と絶賛。また、勝負強い打撃を見せた清宮については、相手の極端な守備シフトに触れ、「清宮くんも上がってきたし。(守備位置が)ものすごく、こっちに寄ってるでしょ。フリーマンぐらいの守備位置(笑い)」と、その存在感の大きさを称えた。

新庄監督の大胆采配、若手投手が躍動

投手陣も、新庄監督の大胆な起用に応えた。 先発の福島は、5回を2失点に抑える好投で試合を作る。監督は「この大事な一戦を福島くんで行ってよかったなと。いいピッチングしてくれましたね」と満足げに語り、前回の登板後すぐにこの試合での先発を伝えていたことを明かした。「早く伝えることでね、準備とかしっかりできるんで」と、その意図を説明した。

そして6回、マウンドに送られたのは19歳のルーキー柴田。この大一番での抜擢について監督は、「僕と小久保監督がドラフト会議で運命の…僕が引き当てて、ソフトバンク戦になんとかこの1年目に投げさせるっていうところに僕は意味があると思った」と、ドラフトからのストーリーを語る。そして、「この経験はもう今しかできないんで」と、若き才能に最高の舞台を用意した。柴田は1失点と、その期待に応える力投を見せた。

柴田がピンチを招くと、すかさず上原を投入し見事に火消し。この継投について監督は、「あそこで(柴田を)代えなくても別に良かったんですけど、ちょっと落ち込むかなと。打たれた時に。上原くんが今ね、調子がいいんで代えました」と、若手への配慮も口にした。

明日へ繋がる大きな一勝

今季最多となる36,074人の観客が詰めかけた本拠地で、首位ホークスに快勝したファイターズ。ノルマとしていたカード2勝目を達成し、新庄監督は「2つ取ったら3つ行きたいね。明日、めちゃくちゃ愉しみ」と、翌日の3タテに意欲を見せた。明日も続く熱い戦いから目が離せない。

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