2025年5月21日、エスコンフィールドHOKKAIDOで行われた北海道日本ハムファイターズ対福岡ソフトバンクホークスの第7回戦は、まさに息詰まる投手戦。最後は郡司裕也選手のサヨナラヒットで、日本ハムが2-1の劇的勝利を収めました。
この勝利で日本ハムは連敗を「2」でストップ、パ・リーグ首位の座をがっちりキープしました。
■ 試合前の注目ポイント:首位攻防の重圧と緊張感
試合前の時点で、両チームの直接対決は日本ハムが4勝2敗と優勢。予告先発は、日本ハムが安定感抜群の北山亘基投手(防御率1.69)、ソフトバンクは今季初先発となる松本晴投手。両軍ともに勝ち星が欲しい重要な一戦でした。
■ 試合経過:息詰まる投手戦、そしてドラマの9回裏へ
試合は両先発が持ち味を発揮し、1点を争う白熱の展開に。
- 2回表:ソフトバンクが山川穂高選手の犠牲フライで先制(0-1)。
- 4回裏:清宮幸太郎選手のタイムリーヒットで同点(1-1)。
その後は両投手の粘りの投球が光り、試合は緊迫したまま最終回へ。
■ そして歓喜のサヨナラ劇!郡司が決めた!
9回裏、日本ハムの攻撃は万波中正選手のフォアボール出塁からスタート。続く清宮選手が再び魅せてライト前ヒットで一死一三塁とし、勝負はクライマックスへ。
ホークスは満塁策をとり、ベンチも緊張が走る中、打席には郡司裕也選手。カウント2-1からの一振りはライトへのサヨナラヒット!
三塁ランナー五十幡選手がホームインし、ファイターズが2-1で勝利をもぎ取りました!
■ 新庄監督のコメント:「オフコースって言っちゃった」
試合後、新庄剛志監督はこのように語りました。
「きょう珍しく加藤コーチが“ボスなら北山を投げさせますか?”って聞いてきたから、『オフコース』って(笑)。で、9回にパッとビジョン見たら111球やん!そしたらいきなり153キロ投げて。すごいよね、よかったー北山君。」
さらに、同点に追いつかれそうになった場面についても振り返り、
「山川君がいい感じで来てる中で犠牲フライだけで済んだのは大きかった。北山君に勝ちがついたのもよかった。」
と北山投手の奮闘に最大限の賛辞を送りました。
また、スタメンの組み立てについては、
「今日は“連勝マネジャー”岸君がオーダーを組んだ日なんです。石井の2番も彼の案。見事にはまりましたね。」
と笑顔を見せる場面も。
おまけ:今日の清宮幸太郎
4打数2安打1打点
郡司選手のサヨナラ打に隠れがちですが、4回裏に飛び出した清宮幸太郎選手の同点タイムリーヒットも、この試合の大きなターニングポイントでした 。あの場面で同点に追いついていなければ、試合の流れはホークスに傾いたままだった可能性も高く、終盤のサヨナラ劇も生まれなかったかもしれません。最終回のチャンスを広げるクリーンヒットも見事でした。
次戦はグーリン(古林)投手の先発が予定されており、新庄監督も「明日は僕が考えます」と気合十分。これからも首位を走るファイターズから目が離せません!
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