はじめに:待望の瞬間! 苦手・オリックスをついに撃破!
ついに、ついにこの瞬間が訪れました!
2025年4月19日、土曜日のデーゲーム。京セラドーム大阪で、我らが北海道日本ハムファイターズが、ここまで0勝4敗と苦しめられていたオリックス・バファローズに劇的な逆転勝利!
スコアは7-4。今季の対オリックス戦、待望の初勝利を手にしました!
この日の勝利で、首位オリックスとのゲーム差は2に接近。まさに「負けられない一戦」を制したファイターズ。しかも、先発は古巣オリックスの本拠地・京セラで初めて登板する山崎福也投手。選手たちの思いが交錯する、正念場の一戦となりました。
試合の立ち上がり:静かな序盤、息詰まる投手戦
試合は、ファイターズ・山崎福也、オリックス・椋木蓮、両先発の安定した立ち上がりで、3回までスコアボードに0が並ぶ展開。
初回、ファイターズは清宮幸太郎選手がライトへヒットを放つも、後続が続かず無得点。一方、オリックスも2回裏に一死一・三塁のチャンスを作りますが、山縣秀選手のファインプレーでダブルプレー。互いに好守が光る、引き締まった序盤でした。
試合が動いた中盤:シーソーゲームの様相へ
試合が動いたのは4回表。
先頭の清宮選手がセンター前ヒット(この日2本目)で出塁し、淺間・野村の連続ヒットで無死満塁。ここで松本剛選手が粘って四球を選び、押し出しで先制!(日1-0オ)
しかしその裏、オリックスも反撃。二死からの四球で出塁した杉本選手に続き、中川選手がレフトへ逆転2ランホームラン!(日1-2オ)
5回表、清宮選手のこの日3本目となるヒットからチャンスを作ると、淺間選手がライトへタイムリーヒットで同点!(日2-2オ)
椋木投手を引きずり降ろし、互いに譲らぬ一進一退の展開となります。
救援陣の踏ん張り:流れを渡さなかった継投リレー
ファイターズ先発の山崎投手は5回1/3、7安打2失点で降板。
2番手・生田目投手が満塁のピンチを招きながらも無失点で切り抜け、試合の流れを渡さず。
オリックスも中継ぎ陣が踏ん張り、2-2のまま、試合は終盤の勝負所へ。
勝負を決めた運命の8回:万波&水谷のアベック弾!
そして迎えた8回表。
5番手・ペルドモ投手に対し、田宮選手のツーベースと四球で二死一・二塁のチャンス。
ここで、新庄監督が代打に送り出したのは万波中正選手!
初球を完璧に捉えると、打球は高々と舞い上がり、レフトスタンドへ一直線!
勝ち越しの3ランホームラン(今季第4号)!!!(日5-2オ)
さらに9番・上川畑選手のヒットを挟み、1番・水谷瞬選手もレフトへ2ランホームラン(今季第1号)!
この回、一挙5得点のビッグイニングで試合を決定づけます!(日7-2オ)
最終盤:オリックスの反撃を封じ、歓喜の瞬間!
その裏、オリックスも意地を見せて2点を返すものの(日7-4オ)、9回は守護神・田中正義投手が登板。
先頭にヒットを許しながらも、落ち着いた投球で無失点に抑え、試合終了!
本日のヒーロー:万波中正選手、起死回生の一発!
この試合のヒーローは、文句なしで決勝の3ランホームランを放った万波中正選手でしょう 。
8回表、2-2の同点、二死一、二塁という痺れる場面で代打として登場 。相手投手ペルドモから、レフトスタンドへ突き刺さる勝ち越しの第4号3ランホームラン 。この一振りで、試合の均衡は破られ、流れは一気にファイターズへと傾きました。
試合後のヒーローインタビューでの万波選手は「バッティングの調子はとても悪いです」と言いつつも「ホームラン打ちたいなぁと思って打席に入りました。」と語るなど嬉しそうでした 。プレッシャーのかかる場面での起用に見事応え、チームを勝利に導いた一打は、まさにヒーローと呼ぶにふさわしい活躍でした。この一発がチームに与えた勢いは計り知れません。
打線に火をつけた!清宮幸太郎選手、猛打賞の活躍
8回の劇的なホームラン攻勢に注目が集まりますが、その土台を作った選手の一人が、この日3安打猛打賞の活躍を見せた清宮幸太郎選手です。
清宮選手はこの試合、5打数3安打2三振を記録 。
- 第1打席(1回):ライト前ヒット
- 第2打席(4回):センター前ヒット
- 第3打席(5回):レフト前ヒット
- 第4打席(7回):空振り三振
- 第5打席(9回):空振り三振
広角に打ち分ける技術も見せ、相手バッテリーにプレッシャーを与え続けました。打点は記録されませんでしたが 、4回の先制点、5回の同点劇のいずれにも、清宮選手のヒットが起点として絡んでいます。8回のビッグイニングの前に、清宮選手がコンスタントに出塁し、相手先発の椋木投手や序盤のリリーフ投手(博志投手)に球数を投げさせ、じわじわとダメージを与えていたことは間違いありません。ホームランのような派手さはありませんが、打線の繋がりを生み出す、まさに「猛打賞」にふさわしい価値ある働きでした。
新庄剛志監督、会心の勝利を語る
試合後、新庄剛志監督もこの勝利の味を噛みしめているようでした。特に、これまで何度も苦杯をなめてきたオリックス相手、そして鬼門とも言える京セラドームでの勝利は格別だったようです。「4年間で初めて勝った? ってぐらい」というコメントからは、この球場での勝利の難しさがうかがえます 。
そして、勝負を決めた万波選手の代打ホームランについては、「間違いなく僕の勘ピューターを狂わせてくれる。きょうは当たりましたけど」と、独特の表現で称賛 。このコメントからは、もしかしたら万波選手が直近で不振だった可能性も読み取れますが、それでも勝負所で起用し、最高の結果を引き出した自身の「勘」が的中したことへの満足感が表れています。まさに新庄監督らしい、大胆かつ勝負師の一面が垣間見えた采配でした。
価値ある1勝!反撃の狼煙を上げろ、ファイターズ!
まさに劇的な勝利でした。今季、対オリックス戦で初勝利 。8回の万波選手、水谷選手の連続ホームランによる鮮やかな逆転劇 。そして、打線を勢いづけた清宮選手の3安打猛打賞 。投手陣も先発の山崎投手が試合を作り、生田目投手の好リリーフ 、そして河野投手、池田投手、田中正義投手と繋いでリードを守り切りました 。
この1勝は、単なる1勝以上の価値があります。難敵オリックスからのシーズ初勝利、鬼門・京セラドームでの勝利、そして連敗を止めたこと 。チームにとって、大きな自信と弾みになるはずです。
この劇的な勝利を反撃の狼煙として、ファイターズの快進撃がここから始まることを期待しましょう! ゴー!ファイターズ!
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