4月9日楽天戦後の新庄監督コメントを深掘り

グランドとボール 日本ハムファイターズ

北海道日本ハムファイターズの新庄剛志監督。その言動は常に注目を集め、試合後のコメント、通称「ボス語録」を楽しみにしているファンも多いのではないでしょうか。

2025年4月9日、敵地・楽天モバイルパーク宮城で行われた東北楽天ゴールデンイーグルス戦 。ファイターズは投打がかみ合い、8対2で見事な勝利を収めました 。この試合後、新庄監督はどのような言葉を残したのでしょうか。今回は、この日の試合内容を振り返りつつ、新庄監督の興味深いコメントに焦点を当ててご紹介します。  

快勝! 4月9日 楽天イーグルス戦 試合展開

この日の試合は、ファイターズ打線が爆発しました。観衆20,007人が見守る中 、チームは計17安打を放ち8得点を挙げる猛攻を見せました 。  

試合結果:楽天 VS 日本ハム (2025年4月9日 楽天モバイルパーク)

チーム123456789RHE
日本ハム0100300408170
楽天010000001291

まず試合を動かしたのは2回表。二死から万波中正選手がセンターへ今季第3号となるソロホームランを放ち、先制します 。楽天に同点とされた直後の5回表には、一死二塁からレイエス選手が勝ち越しのタイムリー二塁打 。さらに二死一、三塁から清宮幸太郎選手もタイムリー二塁打で続き、この回3点を奪い試合の主導権を握りました 。連日の活躍を見せる主軸が、この日も勝負強さを見せつけました。  

そして、試合を決定づけたのは8回表。二死満塁のチャンスで、途中出場の水野達稀選手が走者一掃のタイムリー三塁打 。この回4点を追加し、楽天を突き放しました。また、この日は前日からスタメン起用されていた奈良間大己選手が5打数4安打と大当たり 。レイエス選手、清宮選手といった中軸の活躍に加え、万波選手の一発、水野選手のダメ押し打、そして奈良間選手の活躍など、チーム全体で掴み取った勝利と言えるでしょう。  

投手陣も、先発の加藤貴之投手が試合を作り 、後続もしっかりと抑え、楽天打線を2失点に封じました 。  

試合後の「ボス語録」:新庄監督は何を語ったか

さて、注目の試合後の新庄監督のコメントです。この日も「ボス語録」が聞かれました。

まず、5打数4安打と大活躍した奈良間大己選手について。新庄監督は、奈良間選手をスタメン起用する前から「頭の上下運動が減っていた。目線のブレがなくなってきてたんで、これ打つかなと」とその打撃フォームの変化に気づいていたことを明かしました。楽天先発の辛島投手との相性は良くなかったものの起用し、4安打という結果が出たことには「まっっっったく想像つかなかった」と驚きを隠せない様子ながらも笑顔でコメント。そして、「もしかして、こういうのがきっかけでね。レギュラーっていうのは、こういう素晴らしい結果が続いたときにつかむものであって、ここからが大事ですね」と続け、レギュラー定着への期待と、そのためには結果を出し続けることの重要性を説きました 。これは単なる称賛ではなく、選手への明確なメッセージであり、チャンスを掴むための道筋を示す新庄流のコミュニケーションです。日頃の観察に基づいた起用と、結果に対する評価、そして今後の課題提示。実力主義を貫く姿勢がうかがえます。  

一方、8回に走者一掃の三塁打を放った水野達稀選手については、この日途中出場だったことに触れ、「俺をスタメン外しやがって打法(笑)」とユーモラスな表現で称賛 。スタメンを外された選手の悔しさや反骨心を認めつつ、それが最高の結果に繋がったことを喜ぶ。そして、自身の采配(スタメン落ちさせたこと)をも笑いに変えることで、選手との良好な関係性や、チーム内の健全な競争をポジティブに捉えようとする姿勢が見て取れます。厳しい決断を下す一方で、選手の心理を巧みに掌握し、モチベーションを引き出す手腕はさすがと言えるでしょう。  

新庄監督のコメントからは、選手の細かな変化を見逃さない観察眼と、それを結果に繋げるための起用、そして選手の心理を巧みに操り、チーム全体の活性化を図ろうとする意図が読み取れます。

まとめ:言葉でチームを動かす新庄マジック

4月9日の楽天戦は、打線が繋がり17安打8得点という快勝でした。そして試合後には、新庄監督らしい選手へのメッセージが込められた「ボス語録」が聞かれました。

活躍した選手を称賛しつつも、次への課題や期待を明確に伝える。時にはユーモアを交えながら、選手のモチベーションを高める。こうした言葉の一つ一つが、チームに活気を与え、選手たちの更なる成長を促しているのかもしれません。

これからも新庄監督の采配、そして試合後の「ボス語録」から目が離せません。ファイターズの今後の戦いと共に、注目していきましょう。

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