久保建英の怪我【続報】ハムストリング損傷の現状と復帰時期を海外視点で整理

久保建英の記事用アイキャッチ 久保建英

バルサ撃破の夜に起きた“現実的なアラーム”

ラ・リーガ第20節、レアル・ソシエダ対バルセロナ。
この試合は今季のソシエダを語るうえで、間違いなく象徴的な一戦となった。

首位バルセロナを相手に2-1の勝利。
新体制下での完成度、強度、そして覚悟を示す内容だった。
だが同時に、その代償もまた大きかった。

試合後、多くのメディアが勝敗以上に注目したのが、
久保建英の負傷である。


非接触で倒れた66分――現代サッカーのリスク

後半半ば、久保は右サイドでスプリントに入った瞬間、左太もも裏を押さえて倒れ込んだ。
相手との接触はない。
いわゆる“嫌な形”でのハムストリング系トラブルだった。

彼は自力で立ち上がることなく、ストレッチャーでピッチを後にする。
アノエタの観衆が送ったスタンディングオベーションは、
称賛と同時に不安を含んだ、静かなものだった。

マタラッツォ監督体制下のソシエダにおいて、久保は単なるウイングではない。
右サイドでの打開役であり、
トランジションの起点であり、
守備時にはフルバックを助ける“走れるエース”でもある。

この試合でも彼は、
バルセロナの高い最終ラインの背後を突き、
同時に激しいプレスバックを繰り返していた。

負傷は偶然ではなく、
極限の負荷が続いた末の必然だったとも言える。


クラブ発表と現場の温度差

翌日、レアル・ソシエダは
「左ハムストリングの筋肉損傷」
と公式に発表した。

全治や復帰時期には触れず、
「経過次第」という表現に留めている。

これは欧州トップクラブに共通する、
情報を限定しつつ選手を守るための“戦略的沈黙”だ。

一方、試合直後のマタラッツォ監督は
「重度の筋肉損傷の可能性がある」
と語っており、
現場レベルでは短期離脱では済まないとの認識が透けて見える。

ハムストリング損傷は、
復帰時期以上に再発リスクが問題となる。
特にスプリントを武器とする選手にとって、
焦りはキャリアに直結する。


久保のSNSが示した“立場の変化”

注目すべきは、久保自身の発信だ。

SNSで彼は
「少しの間離脱する」
と述べる一方、
「強くなって戻る」
と明確に前を向いた。

スペイン語版では、
「チームメイトを全面的に信頼している」
とも記している。

そこに悲壮感はない。
あるのは、自分の不在も含めてチームを俯瞰する視点だ。

かつての“若き才能”ではない。
今の久保は、
クラブの顔であり、計算のできるリーダーであることを、
この短い文章だけで示してみせた。


ソシエダと日本代表、その影響は

戦術面で見れば、ソシエダにとって久保の不在は深刻だ。
右サイドの個で局面を壊せる選手は他にいない。
冬の移籍市場で補強の噂が出るのも、自然な流れだろう。

一方、日本代表にとっても楽観はできない。
W杯イヤーに入り、主力級の負傷が続いている現状で、
久保のコンディションは最重要事項のひとつだ。

ただし、今回の怪我は
ACLなどの長期離脱を伴う重傷とは異なる。
時間をかければ、完全復活は十分に見込める。

重要なのは、
**“いつ戻るか”より、“どう戻るか”**である。


結語:勝利と引き換えに鳴った警鐘

バルセロナ撃破は、
ソシエダが再び欧州を目指すチームであることを示した。

そして久保建英の負傷は、
その挑戦がいかに高い強度の上に成り立っているかを、
はっきりと突きつけた。

今はまだ、結論を急ぐ段階ではない。
この離脱期間が、
久保にとって“止まる時間”ではなく、
次の加速のための“溜め”になるかどうか。

その答えが出るのは、
彼が再びピッチに立った瞬間だろう。

この試合で久保建英が負傷した直後の状況については、こちらの記事で詳しくまとめています。
▶︎ 久保建英、バルセロナ戦での負傷直後の様子と現地の反応

「久保建英選手の最新試合結果については、レアル・ソシエダ公式サイトをご覧ください。」

© 2025 TrendTackle. All rights reserved.

コメント

タイトルとURLをコピーしました