【日本ハム快勝】北山亘基が7回9Kの快投!新庄監督「野球に流れはない」を体現し楽天に5-0!

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2025年8月29日、北海道日本ハムファイターズが本拠地エスコンフィールドで東北楽天ゴールデンイーグルスと対戦し、5-0で見事な勝利を飾りました。

この試合のヒーローは、なんといっても先発の北山亘基投手。7回を無失点に抑える圧巻のピッチングで、チームを勝利に導きました。打線もこれに応え、試合後の新庄剛志監督の言葉にも注目が集まりました。

エースの風格!北山亘基が7回無失点の完璧なピッチング

この日の北山投手は、初回からエンジン全開でした。楽天の上位打線を相手に、なんと圧巻の三者連続三振でスタート。チームに「今日は大丈夫だ」という安心感を与える最高の立ち上がりを見せます。

試合中盤の4回、5回には得点圏にランナーを背負うピンチを招きますが、ここからのピッチングが真骨頂でした。ギアを一段上げ、渾身のストレートで三振を奪うなど、気迫あふれる投球で楽天に得点を許しません。

最終的に、7回を投げて被安打6、9つの三振を奪い無失点という完璧な内容で、今シーズン8勝目を手にしました。

降板時の様子について、新庄監督はこう語っています。

「もう1回いきたそうな顔をしてたから。『いや“もういいよ”って。後は任して』と伝えた。今は個人というより、勝つことが1番」

エースの気持ちを汲み取りながらも、シーズン終盤を見据えて冷静な判断を下す監督との信頼関係がうかがえる場面でした。

均衡を破った6回の集中打!

北山投手の好投に応えたい打線は6回、ついに楽天の先発・荘司投手を捉えます。 5回までわずか1安打に抑えられていた重い空気を打ち破ったのは、水谷瞬選手の先制タイムリーツーベースでした。

この一打で勢いづくと、相手のワイルドピッチで1点を追加。さらに、主砲アリエル・レイエス選手がライトスタンドへ突き刺さる第28号2ランホームランを放ち、この回一挙4点を奪って試合を決定づけました。

新庄監督も「得意としてない荘司くんからよく点を取ってくれてね。よく勝ってくれましたね」と、打線の奮起を称えました。

「流れはない」新庄監督の哲学が光る試合後のコメント

試合後、新庄監督ならではのコメントが随所に見られました。

野球に流れはない

前のカードで連敗していた「嫌な流れ」を断ち切ったのでは?という問いに対して、監督はきっぱりとこう答えました。

「野球に流れなんかないんです。出た選手が打ちゃ勝つし、抑えたら勝つし。あんまり流れ、俺あんまり気は気にはしません」

まさにこの日の試合は、北山投手が「抑え」、打線が「打つ」という、個々の選手のパフォーマンスが勝利を呼び込んだことを証明する形となりました。

快勝の中にも厳しい視点

一方で、6回のチャンスで送りバントを失敗した石井一成選手には、厳しい言葉を向けています。

「あれはいかんね。(中略)こういう細かいミスしてちゃいけないですよね。明日もバントばっかりさせます(笑い)」

快勝に浮かれることなく、一つのプレーの重要性を説く監督の姿勢は、シーズン終盤を戦うチームにとって何よりの引き締め材料となるでしょう。

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